色んな場面で求められる「自己紹介」の壁

ただでさえ緊張するのに…

元々話すのが好きだったり、
トーク力に自信のある人は

この「自己紹介」で苦労することは
あまりない。

しかし

私のような
話すのが超絶苦手だった者にとって

この「自己紹介」っちゅうのは
本当に最大の壁だった。

アナウンサー試験も含め、
どうやって乗り越えたか、
紹介していきたい。

当初の私の自己紹介レベル

それはもうひどいもので、

通っていたアナウンスクラスでも
トップレベルの出来の悪さ。

今でもネタにされるほど。

授業で、
1人ずつ「自己紹介」をしましょう

というのがあって、
私の順番が来た。

まず名前を言って…

…終わった。

名前しか言えなかった。

「自己紹介」と聞いただけで
脳内パニックになって、
名前しか言えなかったのだ。

そんな私が
自己紹介の壁をどうやって乗り切ったか?

というのが今回のテーマ!

誰にでも必要な自己紹介

職業や立場に関わらず

「自己紹介」というのは
突然やってくる。

専業主婦の私でもそれはあった。

息子の幼稚園の保護者会(コロナ前)で、

では、1人ずつ自己紹介を!
という場面が。

その場で何を喋るか考えなければならない。

この場合はまだ、
トップバッターでなければ
前の人の真似をすれば乗り切れるものの

そうもいかない場合もあるので、
覚えておくと便利な方法がある。

友人の結婚式で、
突然前に呼ばれてマイクを渡されたこともある(笑)

ひとくくりに「自己紹介」と言えど、

毎回同じパターンを
使い回すわけにはいかない。

・その場にいるのはどんな人たちなのか
・どういう環境なのか
・自分の立ち位置

など、
TPOに合わせて内容を考えないといけない。

ひゃー自己紹介だなんて
何をしゃべったらいいの!

ただでさえ緊張するのに、

スラスラ自己紹介できる自信ない…

という方にぜひ試してもらいたい方法が。

まずは書き出す

自己紹介の場が
どんな場なのか。

就職面接、学校の保護者会
仕事での会議、趣味の集まりの場…

色んな場面がある。

その場にいる人たちは

自己紹介で何を知りたいのか?

という「質問リスト」を書き出す。

聞く側の立場になって、
相手に聞きたいことを
質問という形で書き出す。

質問リストの一例

・名前
・出身地は?
・どこに住んでいる?
・何歳?
・趣味は?
・休日は何をしている?
・好きな食べ物は?
・家族構成は?
・最近ハマっていることは?
・最近あった面白いことは?
・最近気になっていることは?
・最近感動したことは?
・ペットは飼っている?

ざっと質問を書いてみた。

次に、
質問集の一部から
答えだけを書いてみると↓

質問の答え

○○△△と申します。
○○県出身です。
今は△△に住んでいます。
今年で××歳になりました。
休日はよく〇〇をしています。
最近は□□にハマっています。
あとは最近〇〇も気になっています。
犬を2匹飼っています。
〇〇犬と△△犬です。

なんとなく自己紹介になっていませんか?

もちろん状況によって、

話せる内容、話しづらい内容、
どこまで踏み込めるのか、
相手の関心の有無、その場の空気、

など、

色々考慮する必要がある。

それを踏まえて
質問を箇条書きにしていく。

保護者会なら、
・どの子の親?

趣味の場なら、
・趣味を始めたきっかけは?
・いつからやっている?

仕事なら
・所属している部署は?
・普段どんな仕事をしている?

相手が聞きたいであろう質問を
どんどん書いていく。

そしてその質問に答えていく。

最初は書き出しながら、
その答えだけを読んでみる。

慣れたら頭の中で質問を考え、
答えだけを順番に話していく。

それだけで
自己紹介の基礎ができあがる。

基礎ができるようになってから
後からどんどんアレンジしていけばいい。

そして、
その場の空気を感じ取りながら、

笑いを取ったり、
知的に見せたり、
親近感のある内容にしたり、

自分らしさをプラスしていけばいい。

緊張について

緊張してしまう…

これはもうどうにもならない。

緊張はして当たり前だと割り切る。

場数を踏んで慣れるしかない。

私もいまだに緊張するが、
どう落ち着かせているかというと、

「自分が思うほど相手は真剣に聞いていない」

と言い聞かせている。

私の場合、
例えば仕事で
映画の試写会で司会をすることがよくあった。

ステージの上から、
数十人から数百人いる客席に向かって
1人で喋らなければならない。

考えるだけでゾッとする緊張感だったのだが、
その時ふと考えた。
もし逆に自分が客席にいたらどうだろう。

司会の人に対して、
大きな注意を向けるだろうか?

楽しみにしているのは映画であって、
司会の一挙手一投足を見ているだろうか?
思うほど人は私のこと見てないよね!

そう思うと気が楽になった。

自己紹介だってそうだ。
そんなに力んで聞いている人は
ほとんどいないのではないか。

あとは「演じる」という意識があった。

人前に立っている人を
客観的にイメージして、
その人になりきる。

「ステージ上に立って
試写会での注意事項や映画について紹介する人」
になりきって演じる。

「演じる」という感覚があると、
なぜか乗り越えることができた。

最初からハードルを上げすぎないこと

いきなり印象に残るような
完璧な自己紹介を目指さなくてもいい。

まずは基礎基本の自己紹介から作っていき、
少しずつ変えていけばいい。

あとはその場の空気感を読み取ること。

自己紹介をひと言でまとめると、

相手が聞きたいであろう内容を
先回りして喋る

これに尽きると思っている。

いきなり前触れもなく
自己紹介が必要な場面もあるかもしれない。

そんなときは特に
この方法を思い出してほしい。

「質問から考えてみる」

何年経っても
自己紹介とは緊張するものだ…

以上、

話下手の私が
自己紹介を乗り切った方法でした!

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tomoe
1983年生まれ 山口県岩国市出身 共立女子大学を卒業後、 yab山口朝日放送 メ〜テレ(名古屋テレビ放送)に勤務 結婚を機に退社し上京。 2人の息子を出産後 2018年11月から夫の赴任に伴い スペイン・バルセロナ生活スタート。 ワインエキスパート資格取得(2008年) ボイスワークス所属