武器になる一冊
アナウンサー試験について
ブログを書いている中で
どうしても
読んでいただきたいと思う著書がある。
それが
「言葉にできるは
武器になる」
(梅田悟司 著)
アナウンサーとは
言葉を使う職業の代表格とも言える。
アナウンサーを目指すなら
必須教科書にしてもいいと思うくらい
「伝達」について考えさせられた一冊。
この著書は、
言葉について
これでもかというほど深掘りしている。
いや、
言葉そのものを深掘りしているのではなく、
伝わる言葉を生み出すにはどうすればいいか?
ということについて掘り下げている。
ひと言では説明できないが
色々言葉や伝達について私が読んできた中で
とにかく読むべき一冊だと衝撃を受けたのが、
この
「言葉にできるは武器になる」
なのだ!
↓電子書籍
言葉には2種類ある
言葉には2種類あるという。
①内なる言葉
②外に向かう言葉
伝える相手が存在する。
自分の意見や思いを、
相手に伝えるために道具として
言葉にしたもの。
簡単にいうと、
①内なる言葉は
自分の意見や考え、頭の中。
②外に向かう言葉は
相手に伝えるときに発している言葉
この2種類があることを
念頭において進んでほしい。
どちらをより鍛えるべき?
伝達力を上げるために
まずどちらがより重要?
どちらにより力を注ぐべきか?
結論から言うと、
①内なる言葉
なのだ。
でも、結局相手に伝えるときに使うのは
「②外なる言葉」じゃないの?
言葉として形になるのだから
外なる言葉をまず磨くべきでは?
②外に向かう言葉
は、言葉という形として表れるから、
その形を磨けばいいのでは?
と思いやすい。
が、まず重要なのは、
①内なる言葉を
徹底的に意識することなのだ。
使う言葉以前に、
相手にいったい何を伝えたいのか?
という
「自分の意見(内なる言葉)」を育てるべき
だと言っている。
確かに、タイトルは
「言葉は武器になる」
とは言っていない。
「言葉にできるは武器になる」
と言っている。
伝えたいことを
言葉にできるかどうか。
まず自分の意見がきちんとしていなければ、
どんな言葉を並べても相手には伝わらないのだ。
一見当たり前のことなのだが、
内容がぼんやりしたまま
言葉でフォローしてしてしまいがちなのだ。
内容をフォローするための言葉を磨くのではなく
意見そのものを磨こう、ということ。
衝撃を受けた理由
いったい自分は何を考え、
何を思っているのか?
自分が頭の中で考えたり
感じたりしていることというのは、
わかっているようで
実はよくわかっていない、
考えたつもりになっている。
↑このことが
私がまず衝撃を受けた理由である。
なんとなく考えたり感じてはいても、
内なる言葉は、
いざ言葉にして発しようとすると
うまくできない!!!
出てこない…
考えているつもりでも、
実は言葉にならない感情というものが
多くあることに気づいた。
これが私が衝撃を受けた理由。
さらに、
頭の中の内なる言葉を
そのまま外に向けるわけにはいかない。
まずはきちんと自分の考えを把握して、
それを外に向ける言葉に
変換していく必要がある。
大事なのは自分と向き合うこと
伝わり方が
うまくいくかどうかの鍵を握っているのは
使う言葉そのものではない。
この著書では
言葉そのものではなく、
相手に届けたい意見そのものを
育てる必要がある
と言っている。
言葉そのものではなく、
伝えたいことを
言葉にできるかどうかが鍵だと言っている。
言葉という道具にこだわる前に、
相手に伝えたい内容を掘り下げるべきなのだ!
内容を育てなさいと言っている。
言葉は単なる道具でしかない。
じゃあどうやって
自分の意見を育てていけばいいの?
そのことについて深掘りしているのが
この著書なのだ。
伝わり方=人間性の評価
「言葉の伝わり方が
人間性の評価につながる」
さらにこの「人間性の評価」は
無意識のうちに起きているという。
言葉の伝わり方次第で、
自分の印象が大きく左右されるのだ。
思いを相手に伝わる言葉に変えるということが
どれだけ大切なことか
少しでも感じていただけただろうか。
ぜひ、
「言葉にできる」という武器を
持とうではないか!
アナウンサーを目指す人だけではなく、
どんな人にも読んでいただきたい一冊。
何度も読み返している本です。
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「言葉を鍛える」についてと
おすすめの著書でした!
物事を考えたり感じたりするときに
無意識のうちに頭の中で発している言葉。