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とにかく録音せよ
コロナになってから
1年以上テレワーク状態の夫。
ある日、オンラインでプレゼンがあったらしく
それを録音したという。
そこでとてもショックを受けていた。
こんなに
「えー、えー、」
を連呼していたなんて!!!
このクセは本当に多い。
この記事を書いている朝も
テレワークの音が聞こえてきた。
パソコンの画面越しに話している人が
5秒に1回くらい
「えー・・・えー・・・」
と言っていた。
おそらく本人は無自覚のはず。
一度気になると、
話の内容が耳に入ってこない!
他によく聞くのが
「〜が、あー、
〜で、えー、
〜の、おー、」
母音をそのまま伸ばしてしまうクセ。
このように、
多くの人に、
話し方の「クセ」があるのだ。
なぜ録音なのか
なぜ録音が大事かというと、
夫の場合も
録音を聞いて
初めて気がついた
という理由がある。
クセというのは、
自分では気づけない。
気づけないからクセなのだ。
気づかない限りは
直すこともできない。
まずは自分のクセに気づくことが
話し方を磨く第一歩なのだ!
その方法として唯一挙げられるのが
録音なのである。
録音の目的
録音の目的は
自分を客観視すること。
これなしには
話し方は上達できないと言ってもいいくらい。
客観視についてはこちらの記事も↓
周りから
自分はどう見えているのか
自分の話し方は
周りにどう聞こえているのか
まずは把握することが大事なのだ。
把握して初めて改善することができる。
そのためには録音しかない。
自覚したあとどうすればいい?
クセを自覚したあとは、
原因を探ってみる。
「えー、えー、」の場合、
なぜこのようなクセが出てしまうかというと
「間が怖い」
という理由がある。
沈黙にならないように、
次の言葉が出てくるまでの間、
「えー」という音で埋めようとしているのだ。
はっきり言って、
沈黙の方が100倍マシなのだ。
聞いている方は
意外と沈黙だとは思わない。
沈黙を恐れず
「グッと飲み込む!」
ということを意識しよう。
さらにクセを直したい場合
まずは録音して、
自分のクセに気づいて直そう、
という方法をお伝えした。
それができるようになると
次のステップがある。
まず、
自分のクセに気づけないのは
余裕がないからでもある。
余裕がないってどういうこと?
余裕があるってどんな状態?
①「頭で話を構成する」
②「口から言葉が出る」
この①②が同時に行われている状態。
Aについて考えながら
Aのことを喋っている状態。
頭で考えているのと同時に、
口から言葉が出ている状態。
これだと、
今自分が話す内容でいっぱいいっぱいになり、
余裕がなくて
客観的に自分の声を聞く余裕がない。
①「頭で話を構成する」
②「口から言葉が出る」
①②が同時ではない。
Aのことを喋りながら、
頭の中ではBのことを考えられる状態。
②のときには
①はすでに終わっている状態。
ということは、
余裕がある。
クセが出ていないか、
リアルタイムに気づくことができる。
または
次に喋る内容を考えることもできる。
口で言葉を発しながら
頭では別のことを考えられる状態。
自分の話し方を、
話しながら同時に「リアルタイムで」
客観的に聞くという方法だ。
ただこれには訓練が必要。
似たような内容はこちらにも↓
ここまではできなくとも、
録音して、
あとから自分のクセに気づくことは
スマホさえあればできる。
地味・めんどくさい・怖い
録音に立ちはだかる
3大難がこちら。
「地味・めんどくさい・怖い」
アナログ的な作業だし、
時間もかかるし、
地味で面倒な作業でもある。
そして、
私の夫もそうだったように
自分の話し方を聞いて
ショックを受けるという恐怖もある。
でも、これを乗り越えたら
話し方が大きく進歩することは
間違いない!!!
まずは気づくこと、知ることから!
気づく、知るだけでも全然違う。
日本語だけじゃない!?
余談ですが
スペイン語にも
この「間」を埋める言葉がある。
entonces〜(エントンセス〜)
pues〜(プエス〜)
bueno〜(ブエノ〜)
サッカーの久保建英選手のインタビューでも
時々聞ける!
「Bueno〜」と言っている。
これを使いながら喋ったら
ちょっとネイティブ感が出そう(笑)
頭で考えるだけでは変わらない
話し方というと、
どうしても話の「内容」を
なんとかしようと思いがち。
でもまずは
内容よりも形から。
いくら内容が立派でも、
「えー、えー、」と言われながら話されると、
内容の素晴らしさが半減されてしまう。
もったいない!!!
プレゼン、発表、面接・・・
頭で考えるだけではなくて
とにかく本番前から
実際に声にするのが大事。
サッカーもボールを蹴らなければ上達しない。
映像でいくら上手な選手のプレーを見ても、
ボールに触れないと何も上達しない。
話し方を磨きたいなら、
頭で考えるだけではなく、
まずは録音して声を聞いてみることを
おすすめしたい。
ちなみに私の喋りグセは
「なんか〜なんか〜」
です。
喋りながら気づく。
なんか、「なんか〜を連呼してるね」
とか言って、
また冒頭に「なんか」って言っちゃってる。
気づいてはグッと抑えている。
もしかしたら気づいていないだけで、
あなたも
「えー」族の可能性があります。
人前で話す予定のある人は
録音しながら練習してみよう!!!
ショックすぎる・・・
聞き返したらひどかった・・・