人の話、聞いてる?就活・ビジネスだけじゃない 「傾聴力」の重要さについて

奥が深すぎる「傾聴力」

傾聴力とは、

字のごとく

「相手側に傾いて聞く力」

簡単にいうと、
相手の立場になって話を聞くこと。

ひと言でまとめると
すごく簡単になってしまうけど、

これがものすごく難しくて
奥が深い。

そして多くの人が
傾聴できていないことにすら
気づいていないのが現状だと思う。

奥が深すぎる
「傾聴」について掘り下げてみた。

ただ黙って相手の話を聞くことではない

傾聴力とは

相手の話を
最後までしっかり聞けばいい
という
物理的な「聞く」という態度のことではない。

相手が本当に伝えたいことは何なのか?

その言葉に込められている本質は何なのか?

をくみ取ることが

本当の傾聴なのだ!

言葉はあくまでただの「ツール」

本当に相手に伝えたいのは
「言葉そのもの」ではない。

思いや気持ち、感情を伝えて
共感してもらうこと、
もしくは問題の解決が目的であり、

そのために
「言葉」というツールを使っているだけ。

「言葉は不完全」
「言葉には受け取り方が無限にある」

ということを
忘れてはならない。

同じ話の内容でも、
人によっては伝えたいことが
全然ちがう。

時には、

どんなに言葉を並べても
伝わらないものだってある。

言葉そのものだけを情報源にしてしまうと
相手の本当に伝えたいことは
理解できない。


それは傾聴しているとは言えない。

相手の表情、伝え方、価値観、状況…

色んな情報源から、
少しでも相手の気持ちに近い感覚で
寄り添って聞いて初めて
「傾聴」しているといえる。

人は、人の話をほとんど聞いていない

言葉というのは
本当に難しい。

ひとつの言葉には
たくさんの解釈があって、

相手の言葉には
「どんな意味や感情がこもっているのか」
というところまで
くみ取らないといけないから。

それができていないと、

本当に相手の話を
聞いていることにはならない。

人というのは勝手なもので

自分の都合のいいように
自分の好きなように
自分のものさしの範囲だけでしか
人の話を聞いていないことが多い。

自分の中にある
自分だけのフィルターを通してでしか
人の話を聞いていないことがある。

気をつけないと、
私もそうなるときがある。

こんなことありませんか?

会話泥棒

傾聴の真逆パターン。

一番やってはいけない。

が、しかし!

問題なのは
会話泥棒している本人は
無意識で気づいていないこと

頭の中は
常に自分がしゃべりたいことしか
考えていなくて
相手の話を聞く気がない。

気づいたら、
相手は何もしゃべり切れてなくて、
話を奪われて、
最終的に聞くだけで終わり。

悲しい…(笑)

でも
ついついしゃべりたくなる気持ちは
わかる。

人って
聞くよりしゃべる方が気持ちいい
ものだから。

私だって基本的には聞いてほしいし、
しゃべり倒したい。

でもそれを
そのまま自由に貫いていたら
間違いなく人は離れていく。

それって
もっと悲しい!!!

相手の話を聞けているかな?

と自分を俯瞰してみることが大事。

アナウンサーの仕事で必要だった「傾聴力」

アナウンサーというと
どうしても「伝える」側に意識が向くけど、

伝える、しゃべる立場だからこそ
傾聴力がないと務まらない。

伝えるのものの本質を理解していないと

伝えるべきものが伝えられなくなる。

伝えるべきものを伝えるためには
(本質を理解するためには)
取材のときには
傾聴して内容を理解していないといけない。

取材したものを
そのまま伝えるのではなく、
何を伝えるべきなのかを理解するには
傾聴力が欠かせない。

伝える以前に「傾聴」ありきだと
考えさせられた。

就活・面接で役立つ傾聴力

傾聴力があると
面接で圧倒的に有利になれる。

面接官の質問を傾聴することで

面接官が本当に聞きたいこと、
知りたいことがわかる。

それがわかることで、
的を射た受け答えができる。
面接官を納得させることができる。

トンチンカンな受け答えをせずに済む。

面接のときは思い出してほしい。

この面接官は何を知りたくて
この質問をしているのかな?

シンプルで当たり前だけど
忘れがち。

ついつい、
自分の言いたいこと、
事前に用意した自己PRを発表してしまう。

(過去の私です)

突き詰めると(結論)

傾聴力とは、
相手に寄りそう気持ち、
思いやり、優しさから生まれると思う。

むしろそこしかない。

私ができているかというと
まだまだまだまだ。

だからこそ、
それを自覚して、
意識して気をつけるようにしている。

私もできていないことが多い。
さんざん話したあとで、

あ、私が楽しく話せたのは
相手が傾聴してくれたからだ!

と思うこともよくある。

なかなかできないけど、

「自分のフィルターやものさしが
傾聴の邪魔をしている可能性がある」
ということを常に意識すること

これだけは心に留めている。

相手は
何が目的でその話をしているのか
何を伝えようとしているのか
相手と共通認識を持つことを意識する。

お互いが傾聴しあうことで
楽しい会話ができたり、
問題が解決できたりする。

だからこそ、

ただ「聞く」だけではなくて
「傾聴する」ことが重要。

今回は
「傾聴力」についてでした!

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ABOUT US

tomoe
1983年生まれ 山口県岩国市出身 共立女子大学を卒業後、 yab山口朝日放送 メ〜テレ(名古屋テレビ放送)に勤務 結婚を機に退社し上京。 2人の息子を出産後 2018年11月から夫の赴任に伴い スペイン・バルセロナ生活スタート。 ワインエキスパート資格取得(2008年) ボイスワークス所属