それはなぜなのか?
Contents
面接で有利になる理由4つ
①本気度・熱意が伝わる
ベテランのアナウンサーは、
声を聞いただけで、
その人が発声練習をしているかどうか
すぐにわかるそうです。
もし面接に来たあなたの声を聞いて、
「この学生はちゃんと訓練しているな」
と気づいたらどうなるでしょうか?
印象にも残るし、
興味を示すと思うのです。
本当にアナウンサーになりたくて
ちゃんと努力しているんだな、
というのが伝わるからです。
本気だな!
という熱意が伝わると
それだけで
次の面接に進ませたくなるものです。
②即戦力を求めている
キー局、準キー局などの
大きな局では新人をじっくり育てる
余裕があるのですが、
ほとんどのローカル局では
即戦力を求めています。
・即戦力を求めている局が多い
・じっくり育てる余裕がない
(早くデビューさせたい)
だから
面接の際に
すでに基礎ができていると強い
のです。
まれに練習をしていなくても
内定する人もいますが
それは、
入社後にしっかり研修をする局、
育てる余裕がある局の場合なのです。
③迷ったときの決め手になる
他には、
最終面接で数人残ったとき、
誰を採用するか迷う場合もあります。
その時に、
声の基礎ができている人とできていない人、
どちらを採用するかというと、
基礎ができている人が採用される確率が高い。
いざ誰を採用するか?
と迷ったときの決め手になるのが
「発声発音の基礎ができているかどうか」
になることもあるのです。
先述のとおり、
ベテランのアナウンサーは
発声練習をしている人を見抜きます。
採用される理由は一つではありません。
色んな理由があって、
それを一つでも多くもっている人が
早く内定にたどり着くことができます。
その一つが、
発声発音の基礎があるかどうか
なのです。
④自信につながる
面接では
誰もが不安になったり、
緊張したりするもの。
そんなときに、
力になってくれるのは
「自信」
しかないのです。
基礎ができている、
ということは、
それだけで大きな自信になります。
自信をつけるには
力をつけるための努力をするしかありません。
そしてこれは、
「向き不向き」や「素質」は
一切関係ない。
努力をした分だけ自分の力になる、
誰もが平等に与えられているチャンスです。
だからやるしかないのです。
だからやれば
面接官に本気度と熱意が伝わるのです。
経験談
「ベテランアナウンサーは
発声の基礎ができている人を見抜く」
と断言する理由。
恩師の証言
まず私の恩師がそうでした。
「授業でみんなの声を聞けば、
練習しているかなんてすぐわかる」
といつも言っていました。
私の恩師は、
発声発音の練習に関しては特に厳しく、
授業の時は
恩師も生徒と一緒になって実践し
徹底的に指導してくださっていました。
ここまで発声に力を入れているクラスは
珍しかったと思います。
テレビ朝日での体験談
私が内定したのはテレビ朝日系列でした。
入社直前に、
テレビ朝日で2週間ほど研修がありました。
(全国のテレビ朝日系列の内定者が
一同に研修を受ける)
講師はテレビ朝日のアナウンサーです。
ある研修の日、
発声練習がありました。
1人ずつ順番に発声の指導を受けるのですが、
私の番が終わった後、
ベテランの研修講師に
「誰の指導を受けてきたのか?」
と聞かれました。
聞かれたのは私だけでした。
「○○先生です」と答えると、
「なるほどね〜」と言われ、
何も指摘がありませんでした。
実はそのテレビ朝日のアナウンサーも
同じ恩師の教え子だったのです。
私の発声を聞いて、
それがすぐにわかったそうです。
そのとき恩師の言葉を思い出しました。
「私の教え子は入社すると、
『誰の指導を受けてきたのか?』
ってだいたい聞かれるらしい」
とよく笑いながら話していました。
後日私が、
「先生、私も聞かれました!
しかも聞いてきたのは先生の教え子でした!」
と話すと、
そうか〜!と笑っていました。
避けては通れない発声
それだけ発声練習というのは
アナウンサーにとって絶対必要な
訓練なのです。
発声練習をやらない
アナウンススクールはありません。
そしてアナウンサーになってからも
100%通る道です。
だからこそ
内定前からすでにやっておくべきなのです。
そしてきちんと基礎ができている人は
面接でも強いのです。
以上今回は、
「発声の基礎ができていると
面接で有利な理由」
というテーマでした!
アナウンサー試験のとき、
発声の基礎がすでにできている人は
面接で有利です。