アナウンサーになるには、どんな行動が必要?今から始められることは?

以前、記事の中で、

アナウンサーになってから役に立つこと
を就活中の今からすでに始めよう、

と書きました。

アナウンサー試験 面接官は何を見ている?どんな人が内定する?

アナウンサー試験 面接官は何を見ている?どんな人が内定する?→続き

それは具体的にどんなことなのか?

というのが今回のテーマです。

私が実際にやってきたことも含めて
書いていきます。

あくまで私の体験談であり、
正解はありません。
同じことをすればいい、
というものでもありません。
ほんの一例です!

まずは、どんな仕事をするのかを知る

アナウンサーは実際どんな仕事をしているの?

それを知らないと、
何から始めていいのかわからない。

アナウンサーの仕事
  • 報道
    ・ニュースを読む
    ・中継
    ・ナレーション
    ・取材
    ・インタビュー
    ・(原稿を書く)
    ・(編集作業)
  • 情報番組
    ・司会(MC)
    ・ロケ
    ・リポート
    ・中継
    ・ナレーション
  • イベント
    ・司会(MC)
    ・インタビュー

今からできることって何?

報道の仕事のためにできること

報道でのアナウンサーの仕事

・ニュースを読む
・原稿を書く
・編集作業
・中継
・ナレーション
・取材
・インタビュー

私が学生のときに
やったことの一つは

選挙事務所の
お手伝いをする

です。

選挙事務所でやったこと
  • 選挙カーに乗ってウグイス
  • 候補者と一緒に地域の清掃活動
  • 演説の同行
  • 事務所で電話かけや雑用
  • 投開票当日、選挙事務所で結果待ち
    (→当選してみんなでバンザイをしました)

これらの選挙事務所で行ったことが、

入社後に役に立ちました。

では一体、
これらが入社したあと、
どのように役に立ったのか。

まず、
全国どのテレビ局に入っても

必ず選挙報道があります

選挙のない自治体はありません。

国政選挙をはじめ、
都道府県知事選挙、
市長・区長・村長選挙、
市議会・区議会・村議会議員選挙・・・

そして実際に入社してすぐ、
選挙があったのです。

候補者の事務所に行ったり、
投開票所に行ったり。

結果がわかる深夜まで会社にいました。

もしこれが、
人生初めての選挙事務所だったら?

緊張感、張り詰めた空気、
経験したことのない未知の雰囲気…

気持ちの余裕がなかったと思います。

学生のときにすでに経験し、
選挙事務所にいる大人たちと
コミュニケーションをとった経験がある、

というだけで、
心の余裕がありました。

余裕があるということは、
現場で色んなことが目に入ります。
すでに知っているということは、
見えてくるものも違います。
何を見たらいいのかがわかります。

もしかしたら、
入社しても選挙事務所に
行く機会がない可能性もあります。
ただ選挙のニュース原稿を
読むだけの可能性もあります。

そうなると、
学生のときの選挙事務所での経験は
無駄になるのでしょうか?

そんなことは絶対にありません。

・現場の雰囲気を
 知った上で読むニュース
・ただ文章だけ捉えて読むニュース

この2つには大きな差があります。

もしかしたら視聴者に
はわからない差かもしれません。

でもニュースを読むアナウンサー自身は
内容の理解度が高い方が
より伝わる読み方になると実感できるはず。

テクニックだけで読むより、
しっかりと内容を理解する方が
私は説得力が増します。

アナウンサーの仕事は、
原稿を読むだけではありません。

現場で取材をし、
インタビューをしたり、
中継リポーターの仕事など様々。
原稿を書くことを求められることもあります。

その、
原稿を読む以外の行動は、
原稿を読むときに絶対にプラスになります。

なぜなら、
原稿がどのようにできていくかが
よくわかるからです。
原稿が、
ただの文章ではなくなるのです。

原稿がただの文章でなくなったときに初めて
読み方(伝え方)が変わるのです。

現場をたくさん知ることで、
原稿を見ただけでも
その状況をイメージしやすくなります。

イメージができた状態で原稿を読むと、
より相手に届きやすい伝え手になれます。

私のその一つが
「選挙事務所でのお手伝い」
でした。

私の場合は、
これは恩師からのアドバイスで、
機会を与えてくれたのも恩師でした。

私の恩師は、
教室でアナウンスの技術を教えるだけの
指導者ではなく、
教室以外での行動についての指導まで
徹底していました。

自分が学んだことを
そのままにしておくのは
もったいないと思っていました。

選挙事務所のお手伝いは
ほんの一例です。
他にもできることはたくさんあります。

原稿の背景を知るための行動は
入社後とても役に立ちます。

さらにその行動は、
面接でのアピールにもなります。

行動しながら考える

私は
学生のときには恩師の言うことを
正直すべては理解できていませんでした。

入社して、
色んな経験を積んでいく中で、
あのとき先生は、このことを想定して
指導してくれてたんだ!

と少しずつ気づいていったのです。

今は理解しなくても大丈夫なのです。
頭でなんとなくわかれば、
あとはとりあえず行動してみるのです。

行動するときに大事なのは、
目的を持って行動することです。

私の選挙事務所の場合は、
・実際にどんなことが行われているのか
 自分の目で確かめる
・雰囲気や空気を知る
・どんな人たちがどんな思いで
 活動しているのかを知る
・テレビだけで得られない情報や背景を知る

でした。

アナウンサーが読む原稿は、
膨大な情報源から
重要な部分をまとめてまとめて
コンパクトにしたものです。

だからこそ、
その背景を知ることは伝え手として
重要なことだと思いました。

どんなに考えてもわからないことが
たくさんあります。
行動しながら経験しながら見えてくるものです。

「考えながら行動する」
よりも
「行動しながら考える」

今回は
報道の仕事のためにやったこと
でした。

報道以外についての続きは
また次回に!

就活・忘れられないアナウンサー試験 初めて通過した一次面接 

コミュニケーション力・就活編 面接で進めるようになった、あるキッカケ

コメントを残す

ABOUT US

tomoe
1983年生まれ 山口県岩国市出身 共立女子大学を卒業後、 yab山口朝日放送 メ〜テレ(名古屋テレビ放送)に勤務 結婚を機に退社し上京。 2人の息子を出産後 2018年11月から夫の赴任に伴い スペイン・バルセロナ生活スタート。 ワインエキスパート資格取得(2008年) ボイスワークス所属