2つの言語を話すバルセロナの人たち
スペイン=スペイン語のみ
だと思っていた私。
バルセロナに来て、
スペイン語以外の言語も話されていると知る。
バルセロナがあるここカタルーニャ州では
「カタラン語」
という言語がある。
もはや日本人には馴染みがなさすぎて、
文字の変換すら出てこない。
(語らん、とか、肩ランとか…)
そしてこれは方言ではなく、
ひとつの立派な言語、
カタルーニャ州の公用語なのです。
こちらでは
スペイン語=カステリャーノ
カタラン語=カタラン
といい、
レストランのメニューも
CastellanoかCatalan
と2種類書かれています。
FGC(カタルーニャ公営鉄道)の車内↓
車内アナウンスもカタラン語です。
公立の学校では、
基本的にカタラン語で教育が行われています。
なので、現地の人たちは
2つの言語を話せるのです。
どちらを使っているかは、
人や状況によるし、
相手に合わせてくれたりします。
この2つは、
似ているといえば似ているものの
発音も違えば表記もアクセントも違う!
スペイン語を理解するので必死な私は
ほぼ理解不能です。
例えば、
アディオス!(さようなら)は
アデウ!
ブエノス ディアス!(おはよう)は
ボン ディア!
ナランハ(オレンジ)は
タロンジャ
このくらいしか知らない。
よく言われているのは、
年配の方ほどカタラン語を話す
(むしろスペイン語を嫌がる)
らしいのですが、
もちろんこれは絶対ではなく「比較的」です。
先日
おしゃべりなおじさまが話しかけてきたのですが、
なぜカタラン語を話さないんだ!?
ここはカタルーニャだぞ!?
ポルケポルケポルケェ〜???
(なぜだなぜだなぜだ〜?)
↑彼のように
両手を横に、ポルケ(なぜ)を連呼されました。
興味がないわけではないのですが、
駐在という数年限定の滞在なのと、
スペイン語すらままならないので、
カタラン語まで覚える余力がない…
あとは、
スペイン語と日本語は
発音が非常に似ていて、
英語よりも馴染みがある気がします。
カタラン語は
英語やフランス語のように、
日本語にはない発音が多くあり、
難易度が高いのです。
あとは、スペインの中でも
カタルーニャ州でしか通じないので。
(もちろんマドリッドに行くと通じない…)
カタルーニャ州で生活し続けるには必要なカタラン語
しかし、
ここカタルーニャ州で生きていくには、
カタラン語を話せないと困ることがたくさんあるそう。
こちらに10年以上住んでいて、
今後も住み続ける友人から聞いた話では、
例えば仕事で昇格試験を受けるときも
試験はカタラン語だったり、
とにかく仕事上で必ず必要なのだそう。
スペインとカタルーニャについて
語られている本↓
レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ
〜スペイン・サッカー興亡史〜
(田澤 耕 著)
とにかく日本では考えられない感覚。
関東と関西と九州で言語違います!
って言われたら混乱する!
スペインでは、
カタラン語のような州別の公用語が
主に3つ。
カタラン語(カタルーニャ州)
ガリシア語(ガリシア州)
バスク語(バスク地方)
これらの地方の人たちは
2つの言語を使いこなしている!
ということを
住み始めてから知ったのでした。
私、標準語と岩国弁だったら
2つ話せるんだけどな〜
以上、
カタランについて語らん?
・・・
カタラン語についてざっくりと!
でした。
さっぱりわからんよ??